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映画「180°SOUTH」

2010.09.02(11:30)

冒険を愛し、自然に魅せられたホンモノの男たちのストーリー



「180° SOUTH」は、ユニークで熱心な環境保護運動家であり、アウトドア・アパレルメーカーとしても知られるパタゴニア社の創業者、イヴォン・シュイナードを描いた物語だ。映画の中では、彼の昔の写真やライフワークをなぞると同時に、1968年に彼が行った伝説的なロードトリップにインスピレーションを得た最近の冒険をからめてストーリーが語られる。当時のフッテージは紛失したとされていたが、近年になり発見されたのだ。フッテージには、シュイナードの親友でノースフェイス社創業者のダグ・トンプキンズとともに、カリフォルニアからパタゴニアの奥地へ未踏の山と波を探険に行った様子が収められていた。数々の冒険を成し遂げてきた2人にとって、その1968年のトリップは、いまだに“人生最高の旅”だという。







今の世代に2人の冒険家が伝えたかったこと



若きアメリカ人冒険家、ジェフ・ジョンソンは、1990年に偶然シュイナードとトンプキンズの記録映像を目にした。それ以来10年間、ジェフは2人の足跡をたどることを夢見てきた。そして2007年、ジェフはすべてを捨て、ついにその夢をかなえた。半年をかけて北米から南米へ、シュイナードが行った道をたどることにしたのだ。ジェフの願いは、2人の精神にのっとり、「未登頂の山に登り、誰も乗ったことのない波に乗ること」だけだった。しかし、旅を続けるうちに、パタゴニアで起きている環境破壊と、それを食い止めようとする人々の奮闘を知ることになる。



映画は冒頭から、ジェフの冒険のシーンと、パタゴニアにある100年前の石造りの小屋で交わされる話のシーンが交互に挿入される。釣ったばかりの魚を薪ストーブで焼くシュイナードとトンプキンズ。彼らの白髪と顔に刻まれた深いシワは、言葉以上に見るものに多くを語りかけてくる。50年以上に渡る友人で、冒険仲間でもあり、アウトドアの世界でともに名声を博している2人は、シンプルに、かつ控えめに自分たちの人生を語る。その話にフッテージやアーティストのジェフ・マクフェトリジによる手描きのアニメーションが重なり、ストーリーに現実のものとして迫ってくる。

それは、あるテーマの教えとしてジェフの旅の合間に挿入される。シュイナードとトンプキンズを真の先見者に押し上げた、現代における一大テーマ。「自然環境の保護」である。



ストーリーが進むにつれ、ジェフは、ユニークな世界観を語りながら、自分の個性を出して行く。さまざまな映像や話が紹介されるが、石造りの小屋で長時間シュイナードとトンプキンズと話し込むことで、ジェフは2人の話や哲学に迫っていく。

そして迎えるクライマックスの場面は、70歳近いシュイナードとトンプキンズにとって、これが最後になるかもしれない山登り。その山は未登頂で名前もなく、80億平方メートル(東京ドーム173,109個分)の保護区にある。実は、その保護区は2人が力を合わせて作った公園なのだった。



新しいスタイルの環境ドキュメンタリー



パタゴニアの自然を奥深く突いたクリス・マロイ監督の作品は、真面目なテーマであるにもかかわらず、見る者を安らいだ気持ちにさせる。それは、美しい映像とそれを彩る音楽に加え、クリスの構成力が大きな役割を果たしている。

「180° South: Conquerors of the Useless」では、ジェフ・ジョンソンが、憧れのヒーローであるイヴォン・シュイナードとダグ・トンプキンズが1968年に旅した道をたどる。その途中、ジェフが乗った船のマストがイースター島付近で折れたり、人生で最も長く波に乗ったり、コルコバド山登頂に向け心の準備をしたりと、冒険そのもののシーンが満載だ。

そして、小屋でシュイナードとトンプキンズに会うと、ジェフの人生が一転する。シュイナードとトンプキンズは一時、純粋に登山とサーフィンを愛していたが、今は手つかずの自然を何よりも大切にするようになった。そして、私財を投じて自然を守るためにパタゴニアにいるのだということを知ることになる。

「冒険」という躍動感あるテーマをうまく組み込むことで、重くなりがちな「環境問題」というテーマに、真っ向から取り組みながら、優しく爽やかな印象に仕上げた新しいスタイルの環境ドキュメンタリーといえるだろう。また、エコ活動に力を入れていることでも知られるジャック・ジョンソンもサントラに参加しており、スタイリッシュな構成に一役買っている。







上映時間:

86分



製作:

ウッドシェッド・フィルムズ、マグノリア



キャスト:

イヴォン・シュイナード、ダグ・トンプキンズ、ジェフ・ジョンソン、キース・マロイ、

ティミー・オニール、マコヘ、ラモン・ナヴァーロ





サウンドトラック:

ジャック・ジョンソン、ジェイムス・マーサー、アイザック・ブロック、メイソン・ジェニングス

などによるオリジナル



協力(本作品に協力いただいた団体): 

シン・レプレサス(ダム建設反対)、コンセルバシオン・パタゴニカ、カシ、ブラッシュファイアー・レコーズ、株式会社ソニー・ミュージックエンタテイメント、ネットフリックス、パタゴニア・ティンシェッド・フィーチャー













監督:クリス・マロイ

サーフィン界で知らぬ者のいないマロイ兄弟の長男。ハワイのノースショアの巨大な波を乗りこなすビッグウェーバーとしても有名。この作品を製作するきっかけは、2005年にイヴォン・シュイナードとリック・リッジウェイとパタゴニアを旅したこと。その時「180° SOUTH」という映画のアイデアが形になった。彼自身はすでに約10年前か
ら、この映画を作ることを考えていたが、実際にパタゴニアを旅したことが、このテーマを深く掘り下げるきっかけとなった。

クリスの作品「Shelter」、「シッカー・ザン・ウォーター」、「A Brokedown
Melody」と「One Track Mind」における美しい映像は、サーフィンを単なるスポーツではなく、世界的なカルチャーとして印象付けるのに一役買ったといえる。シンプルで偽りのない彼の姿勢が、人々の心に永遠に残るドキュメンタリーを作らせている。
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プロフィール

吉田新一

Author:吉田新一
7月1日生まれ/A型/神奈川県横浜市鶴見区出身/現在、藤沢市在住

日本学生サーフィン連盟(NSSA)に於いて、1986年、87年、88年度の三年連続グランドチャンピオンに輝く。平成元年(1989年)日本大学法学部卒業後、日本サーフィン連盟(NSA)1989年度の級別選手権セカンドクラスで優勝し、日本プロサーフィン連盟(JPSA)関西オープンに於いて3位に入賞、プロに転向。その後、JPSA四国オープン第7位の成績を残し、1991年には、ロングボードのプロ公認も取得する。
また、日本フィリピン間、日本インドネシア間並びに日本台湾間の友好サーフィン親善大使を務め、同時にFMラジオ(7年間)でDJをし、映画配給関連の仕事もこなす。
主な配給映画「エンドレス・サマーⅡ」「メニイ・クラシック・モーメンツ」「ステップ・イントゥ・リキッド」「マリリン・モンロー・ライフ・アフター・デス」他。
2003年度には、海外、中華人民共和国での初代サーフィンチャンピオンにも輝く。
その後、湘南、鵠沼海岸と片瀬海岸にてサーフショップを経営。更に、オーストラリア在住、1988年度のワールドチャンピオンであるバートン・リンチと組み、サーフィン映画「Ra surf across the border stories」を制作、劇場公開、DVD化しています。

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